tetok’s blog

母を嫌い。そんな自分が嫌でした。病気を抱え辛い毎日。母を恨むしか思い付かない。

殴られる自分。

 

 

 

殴られている時の自分は、きっと自分は死んでしまう。

いつもそう思っていた。

 

自分が死んだらこの親はどんな顔をして葬式を出すのか

子供ながらに考えていた。

泣いてもくれないんだろうな。

 

自分は殴られている事を誰かに知らせる事は出来ないけれど

、何かに残して置かなければ親たちの思うがままになってしまう。

漠然とそんな事ばかりを考えて居た。

 

 

殴られるのは休みの前日。

土曜日の夜が多かった。

小学校は3時間授業で昼ご飯は自宅で食べるしかない。

母親は昼ご飯の用意などしてくれなかった。

 

機嫌が良い時はお菓子が出て来る。

 

土曜日の夕飯が待ち遠しくて、父が帰って来て夕飯。

夜8時頃にその日、初めての食事。

その頃、約40年前くらいの頃。

テレビではプロレスがやっていた。

 

父がテレビを観ていて食べ始めない。

私はお腹が空いて我慢出来ずに、ご飯に箸をつけた。

 

 

その瞬間、箸と茶碗が吹っ飛び自分の顔に当たったと思ったら

自分の身体も畳に叩き付けられた。

母親がテーブルを私から離した。

 

髪を引っ張られて父の方へ引きずられる。

その日は自分から死んでしまいたいと思った。

助けてくれる人もいないし、目の前にあるご飯も食べさせては

貰えない。

 

毎回、殴られる時はごめんなさいと言う。

悪い事をした覚えはない。

いつも何故、怒るのか理不尽過ぎて分からなかったし。

でも、ごめんなさいと言う。

 

だけどあの日は、ごめんなさいも言わなかった。

父は抵抗していると思って、尚更腹を立てて殴って来た。

 

抵抗したんじゃない。

死んでもいいって思ったんだ。

 

私の様な思いをしている子供がいない事を祈ります。

子供は無力、両親の愛情があれば笑っていられます。